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【事業計画書】とは、オーナーが思い描く事業計画・経営ビジョンを第三者へ的確に伝えるためのツールです。スタッフだけでなく、資金準備の際に金融機関や投資家からの信頼を得るために使用されることもあります。
サンミーゴの開業支援を利用されるオーナーは、これまでネイル業界にまったく縁のなかった方ばかり。場合によっては娘や孫ほどの年齢差もあるネイリストとのコミュニケーションに、不安を抱かれている方がほとんどです。しかし【事業計画書】があれば、少なくとも経営の方向性については意思疎通を図ることができ、店舗運営を円滑に進められるようになります。
今回の開業支援コラムでは、サンミーゴが培ってきたネイルサロンのための【事業計画書】と、それにまつわる資金計画についてお伝えしていきたいと思います。
サンミーゴでは、ほとんどのオーナーが直接運営に携わらない『リモート経営』でネイルサロンを開業されます。しかし店舗運営をスタッフに任せていると、どうしても<来店数>や<月商>ばかりが目につき、知らぬ間に受け身の経営に陥ってしまいます。そうなると、スタッフは最終目標が見えないまま<月商>というノルマのためだけに延々と走らされるようなもので、とても長くは続けられません。
そこで登場するのが【事業計画書】です。
●どれくらいの売上と利益を見込んでいるのか
●広告や採用をどのような配分で行っていくのか
など、店舗運営に必要な情報を"数字"という明確な指標でスタッフと共有できていれば、お互いに同じペースで、同じゴールを見据えて走ることができます。
【事業計画書】には様々な書式がありますが、リモート経営の多いサンミーゴでは、誰が見ても同じ価値観で判断できるよう、数字を明確に伝えられる『Excel』での作成を推奨しています。
サンミーゴの直営店では売上目標と想定利益を明記した【事業計画書】を半期ごとに共有しており、その数字をベースに各店で採用・広告などの運営戦略を立て、経費の配分を決定しています。
【事業計画書】の作成は1年ごとがおすすめ。先を見越した計画は大切ですが、だからと言って3年を超えるような長期計画を設定する必要はありません。3年後・5年後の時代がどう変化しているか想像しにくいからです。
大切なのは、スタッフとオーナーが思い描く1年後のサロン像に大きな隔たりが生まれないこと。そのためにも【事業計画書】はこまめに共有していきましょう。
ダイエットを始めたものの、ただ漫然と運動や食事制限をしても結果が出にくい......なんて経験はありませんか? 結果を出すダイエットプログラムではまず、「期限」と「目標体重」を決めます。それから、1日の運動時間・運動内容・食事内容などの行動指針を作り、それに則って計画的に目標を目指していきます。
大切なのは、はじめに「ゴール」を設定すること。もちろん、ダイエットと経営はまったく違うものですが、実は、目標達成へのプロセスはよく似ています。
サンミーゴの開業支援ではまず、<作りたい利益>を決めるところから始めていただきます。「毎月100万円の利益が欲しい」→「それなら月商●●万円は必要」→「そのためには、座席●席でスタッフは●人」→「家賃と内装費は......」→ このような手順で逆算しながら、【事業計画書】のベースを形作っていきます。
注意していただきたいのは「経費が先立つ事業計画」を作らないことです。経費に重きを置くと、売り上げが少ない月に利益を残せない状況が生まれてしまいます。経費ばかりに着目した『引き算だらけの計画書』にならないよう、「利益」を意識した計画書作成を心掛けましょう。
皆さんは、融資にどんなイメージをお持ちですか?サンミーゴの開業検討者様にお話を伺うと、多くの方が「金融機関に頭を下げなければならない」「大きな借金と同じ」「返せなければ破産する」といったマイナスイメージを持たれています。
ここではっきりとお伝えしたいのは、融資と借金はまったく別物であるということ。融資とは、金融機関が貸し付けた額以上の利益を見込んで行う先行投資です。もちろん、一般的な投資とは違い返済義務はあります......が、家や車のローンのように「新たな収入を見込まずに借り入れする金銭」とは全く異なるものなのです。
とは言えサンミーゴでも、半数以上の方が融資を避けて自己資金のみで開業されています。ネイルサロンは開業費用が安いため、自己資金だけで開業することが可能なのです。
それでも私たちは、次の二つの理由から融資をお勧めします。
<理由①>貯蓄スピードの違い
『個人貯蓄』と『事業利益』では獲得スピードが大きく異なります。たとえば、個人なら10年近くかかるであろう1000万円の貯金も、順調なネイルサロンなら1~2年で作れてしまいます。1~2年で作ることのできる金額のために、果たして10年も待つ必要はあるのでしょうか?
<理由②>不安の解消
コツコツと貯めた貯金や、長年勤めて得た退職金......これをすべて事業に投入すると、どんなオーナー様も必ず不安に陥ります。「早く回収しなければ」という焦りが生まれ、人材育成にかける時間さえお金に換算してしまうなど、不安要素ではない部分にまで不安を抱かれてしまうのです。
確かに、自己資金開業であれば金利の負担はなくなります。しかし現在は、圧倒的低金利時代。創業時の特権でもある「創業融資」なら、無担保・無保証・低金利での借り入れが可能です。
自己資金のうちせめて半分は手元に残して安心材料に変え、融資ならではのスピード感をもって事業を行っていただくのが理想だと、私たちは考えています。
関連記事:ネイルサロン開業に必要な資金調達とは?初期費用の相場と創業融資の審査に通るコツ
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【事業計画書】を融資審査に使用する場合は、より現実的かつスピード感のある計画書を作る必要があります。もっとも重要なのは、相手に事業の未来を想像させる力。金融機関というプロを相手に「将来性がある」と思ってもらえる内容にしなければなりません。
将来性は大切ですが、くれぐれも夢物語に終始しないようご注意ください。「1年後には月商800万円」と掲げたところで、果たして達成できるものなのか......金融機関は、どんなに見た目の良い大風呂敷にも惑わされることはありません。むしろ、実効性のない夢物語によって「計画性が薄い」と判断されてしまうでしょう。
融資獲得に有効なのは<適正な数字+達成までのスピード感>が信ぴょう性のある状態で設定されている【事業計画書】です。最終目標に向け、どれくらいの期間と過程を経て到達できるのか、金融機関はもちろんオーナーもスタッフも納得のできる現実的な数字を記載していきましょう。
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サンミーゴの開業支援で最も多いのが、座席数5席のサロンです。5席の場合の売上目安は、月250万~350万円。その中から100万円を利益のベースに設定し、必要経費を割り出していきます。
当然、ネイルサロンにも繁忙期・閑散期の季節変動があるので、
●月ごとの経費の割合
●繁忙期に向けた採用活動の開始時期
●広告宣伝費投入のタイミング
などを月ごとに細かく落とし込みます。あらかじめ利益を確保した上でこれらの数字を設定しておけば、スタッフもオーナーも目先の月商に振り回される心配はありません。こうして年間事業を成立させていくのです。
もちろん、利益100万円はあくまで一例にすぎません。実際には店舗ごと・月ごとに適正な利益があり、開業支援の際には店舗に応じた利益設定の方法をお伝えしています。この『適正利益の見極め』も、サンミーゴの強みの1つ。開業支援説明会では実際の計画書もお見せしていますので、興味のある方はぜひ説明会へお越しください。
結論から言うと、サンミーゴの平均帯である5~6席の店舗の場合、都会と郊外どちらに出店しても利益にほとんど差はありません。
人口差に左右されない大きな理由は、単価設定の違いです。競合の多い都会では、他店より100円でも安く設定し、手ごろな価格×来店数でスピード感のある店舗運営を行う必要があります。
一方、郊外出店の場合は競合が少なく、価格競争はほとんど起きていません。むしろ、手ごろすぎる価格がお客様を遠ざけてしまうケースさえあります。エリアの特性を見極めた適正価格の設定に加え、リピート率を重視した接客&広告展開を行うことができれば、どこに出店しても安定した利益を確保することができます。
5~6席の店舗では、都市部と郊外に利益差はありません。しかし、10席以上の大規模店を作るのであれば都市部が圧倒的に有利です。ネイルサロンの売上は来客数と直結しており、埋まる席数が多いほど利益も伸びるビジネス。そのため、乗降数の多い駅近物件や人通りの多い人口密集地など、10席を埋めるだけの来店数が見込めるエリアであれば、大規模店のスケールメリットを活かすことができます。
一方、都市部以外で利益を増やしたい場合には、10席の大箱よりも5席×2店舗をお勧めします。一か所で10席を埋めるのは難しくとも、人の動線が異なる場所であれば「トータル10席」を埋められます。サンミーゴに多店舗展開のオーナーが多いのはそのためです。【事業計画書】を作る際には、このような都市部と郊外の利益構造の違いも加味しながら数字を設定していくことが大切です。
サンミーゴには、エリアごとの適正な席数・売上・利益設定など、実績に基づいた膨大なデータがあります。『開業支援』と銘打ってはいますが、ご縁をいただいた後のサポート年数に上限はありません。毎年行う【事業計画書】の作成についても、何度でも何年でもご相談いただけます。
新型コロナウィルスの影響により、平常時なら手に入らないような好物件にも空きが出ている現在。厳しい時代だからこそ、伸びしろしかない"今"が絶好の開業チャンスであると、私たちは考えています。手元にまったく資金がない方も、融資の獲得・活用について万全の体制でサポートいたしますのでご安心ください。
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