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新規事業の立ち上げ、事業の多角化、資産運用。経営者であれば、誰もが一度は「次の収益の柱をどうするか」という課題に直面することでしょう。特に既存事業が安定してきたタイミングでは、リスク分散や新たな成長機会を模索する必要性を感じている方も多いはずです。
しかし、飲食店のような高額な設備投資が必要なビジネスや、物販のように在庫リスクを抱える事業には、なかなか踏み出せない...。できれば低リスクで始められて、かつ安定した収益が見込める事業がいい...そんな理想的な新規事業を探している経営者の方から、今大きく注目を集めているのが「ネイルサロン事業」です。
「ネイルサロン=女性の独立開業」というイメージを持たれがちですが、実は近年、法人経営者や不動産オーナーが資産運用・事業多角化の一環として参入するケースが急増しています。この記事では、なぜ今ネイルサロン事業が注目されているのか、低リスク・高リターンと言われる理由について、データと実例をもとに詳しく解説します。
株式会社リクルートが実施した「美容センサス2025年上期(美容サロン利用実態調査)」によれば、美容業界全体は2兆6,820億円という巨大な市場へと成長しています。その中でもネイルサロン市場は1,455億円規模で、前年比4.7%増と3年連続で拡大しているという驚異的なデータが示されています。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003030.000011414.html
コロナ禍で一時的に落ち込んだ美容需要は、今やV字回復を遂げ、さらなる成長を見せています。特にネイルサロンは、脱毛サロンなど他の美容業態と比較しても際立った成長を記録しており、市場の将来性は極めて高いと言えるでしょう。
ネイルサロンが他の美容サービスと一線を画すのは、リピーター型ビジネスモデルとして非常に優れている点です。同調査によれば、ネイルサロンを年12回以上利用する高頻度利用者の割合は、2025年には全体の27.2%に達し、前年から2.9ポイント増加。ここ4年で最も高い水準を記録しています。これはネイルが「特別な日のためのおしゃれ」から「日常的な身だしなみ・習慣」へと変化していることを意味します。一度ネイルサロンに通い始めた顧客は、3〜4週間ごとの施術サイクルで定期的に来店する傾向があり、安定した売上予測が立てやすいのです。
さらにネイルサロンの大きな魅力として、開業コストが飲食店や物販店と比較して圧倒的に低い点です。飲食店であれば厨房設備や空調設備で数百万〜数千万円の投資が必要ですが、ネイルサロンは10坪前後のテナントと最低限の内装・設備であれば約700万円〜900万円程度、自己資金の目安は200万円程度と、低コストで開業可能です。
高額な脱毛器やエステ機器も不要で、ネイル用品や材料費も少額で済むため、初期投資を大幅に抑えられるのです。これは新規事業を始める経営者にとっては、リスクを最小限に抑えながらスタートできる大きなメリットと言えるでしょう。
ネイルサロン開業は、店舗型ビジネスの他の業態と比較しても、非常に低リスクで始められることが魅力で す。なぜリスクを最小限に抑えることができるのか、その理由は以下の3つにあります。
1. 初期投資が小さい
2. 廃業リスクが低い
3. 人材リスクを軽減できる仕組み
一つひとつ順番にご紹介しましょう。
ネイルサロンの初期投資額は、店舗規模によって約700万円〜900万円程度が目安となります。これは1000万円〜1500万円程度が開業資金の目安となる飲食店と比較して、大幅に初期投資を抑えることができます。
テナントサイズについてもテナントサイズについても制限が少なく、10坪前後の小規模スペースでも十分なサロンを開業できます。席数を4〜5席に設定すれば効率的な運営が可能になり、売上拡大のために大型店舗を構える必要がないので賃料も最小限に抑えられます。駅前の一等地にこだわる必要もないことから、住宅街や商業施設内、ビルの上階など、立地の選択肢が広いのも特徴です。
設備面でも、飲食店のような大型厨房機器、排気設備、高額な什器は一切不要です。ネイルテーブル、チェア、ライト、材料棚といった基本的な設備があれば開業可能で、内装にこだわりすぎなければ初期投資をさらに抑えることもできます。
ネイルサロンの最大の強みは、一度獲得した顧客が継続的に来店してくれる点にあります。ネイルは3〜4週間で付け替えが必要になるため、気に入ったサロンがあれば顧客は定期的に通い続ける傾向があります。新規集客に頼りすぎない安定した経営基盤を構築できる業態なので、これまで集客に苦労した経験がある経営者の方ほど、この魅力を高く評価いただいています。
また、サロンに指名制度を導入することで、特定のネイリストのファンを増やすことも可能です。これにより顧客満足度の向上とリピート率のさらなる向上が期待できます。物販や飲食店の場合、在庫の管理や賞味期限による廃棄ロスが経営を圧迫するリスクがありますが、ネイルサロンで使用する材料は少量かつ長期保存が可能なため、在庫リスクはほぼゼロと言えます。売れ残りによる損失を心配する必要がないのです。
加えて、天候や季節、流行に左右されにくいビジネスモデルであることも、安定経営を実現する大きな要因となっています。
ネイルサロンはオーナーが現場に立たなくても運営できるビジネスモデルという点も見逃せません。優秀なマネージャーやネイリストを配置し、マニュアル化されたオペレーションを確立することで、「仕組みで回すビジネス」として機能させることができます。その結果、経営者の方は複数店舗の管理や他の事業に集中できるようになり、効率的な事業展開が実現します。
人材採用・育成に苦い経験があるビジネスオーナー様からは、「ネイリストを採用できるか不安」という声が寄せられることも多いですが、私たちサンミーゴでは、書類選考から面接まで、採用のサポートをいたします。未経験者を採用する場合も、本部認定講師による実践的な技術研修を受けることで即戦力レベルまで育成できるため、採用活動から研修、定着支援まで一貫したサポート体制のもとで人材確保を進められます。こうしたサポート体制・バックアップの仕組みを活用することで、人材リスクを低減しながら安定経営を実現できるのです。
ネイルサロン開業は、低リスクで始められることに加えて、飲食店や物販と比べても高いリターンが期待できるのも利点です。高い収益性を実現できるのは、次のような仕組みがあるからです。
1. 客単価・利益率の高さ
2. リピーター中心の安定売上
3. 多店舗展開しやすいモデル
それぞれの内容を詳しく解説します。
ネイルサロンの客単価は、シンプルなワンカラーで5,000円前後が目安ですが、デザイン性の高いアートやオプションを含めると1万円を超えることも珍しくありません。施術時間は60〜90分程度、1日に複数の顧客を対応できるため、効率的に売上を積み上げられる仕組みがあります。
さらに特筆すべきは、材料費・原価の低さです。ネイルサロンの材料費は売上の10%以下に抑えられることが多く、ジェルネイルやポリッシュ、ネイルアートの材料費は非常に少額で済みます。売上のほとんどが「技術料」として利益に直結するため、高い利益率を維持できる構造になっているのです。飲食店の原価率が30〜35%程度であることを考えると、ネイルサロンの収益構造がいかに優れているかご理解いただけると思います。
ネイルは一度施術すると、爪の成長や浮き、デザインの劣化により3〜4週間で付け替えが必要になります。そのため自然と定期的な来店サイクルが生まれ、「次回予約」を取ってから退店するケースが大半です。その結果、翌月以降の売上予測が立てやすく、資金繰りに困ることが少なくなるメリットにもつながります。新規集客に過度に依存せず、既存顧客からの安定した収益を確保できる点は、経営上大きな強みと言えます。
また、飲食店のように「いかに回転率を上げるか」を追求する必要もありません。完全予約制で運営すれば1日のスケジュールが事前に確定し、スタッフの稼働率も最適化できます。焦って顧客を詰め込む必要がないため、丁寧な接客と高品質な施術に集中できる環境を作ることができるのです。
ネイルサロンは、最小構成であればネイリスト1名でも運営可能です。事業が軌道に乗れば、同じ運営モデルを他のエリアに横展開することで効率的に事業規模を拡大できます。小規模から始められるため、1号店で人材採用・研修や広告といった要素を含めた成功パターンを確立してから、2号店・3号店と展開する「リスク分散型」の成長戦略が取れるのも大きな魅力と言えるでしょう。
たとえば私たちサンミーゴでは、採用支援、JNA認定講師による技術研修、エリアごとの集客戦略など、多店舗展開に必要なすべての要素をパッケージ化して提供しています。オーナー様は経営に集中し、スムーズな拠点拡大を実現することが可能です。
実際、サンミーゴでは法人オーナー様による多店舗展開事例が多数あり、全国各地での成功実績が蓄積されています。ちなみに、標準的な5席規模のネイルサロンで月商250万円、営業利益75万円(営業利益率30%)という収益モデルが実現できており、初期投資額700万円〜900万円であれば約10〜13ヶ月で投資回収が可能です。飲食店や他の業態と比較しても、この投資回収スピードは非常に優れていると言えるでしょう。詳細な実績例についても以下の表でまとめているので、出店エリアや坪数、利益率をイメージする参考にしてみてください。
| エリア | 坪数 | 席数 | 売上/月 | 営業利益 | 営業利益率 |
| 大阪市内 | 12坪 | 5席 | 239万 | 100万 | 42% |
| 東京都内 | 15坪 | 5席 | 259万 | 90万 | 35% |
| 岡山市内 | 13坪 | 5席 | 200万 | 70万 | 35% |
| 京都市内 | 15坪 | 5席 | 172万 | 67万 | 39% |
| 福岡市内 | 30坪 | 17席 | 850万 | 220万 | 26% |
低リスク・高リターンが期待できるネイルサロン開業ですが、周囲にネイルサロンを手掛けている知り合いがいない、もしくは成功事例を聞いたことがないという方にとっては、どのような属性の経営者が開業しているのか、具体的なイメージを持ちにくいかもしれません。
ここでは私たちサンミーゴが手掛けてきたネイルサロン開業支援のデータをもとに、実際にどのような人がネイルサロンを始めているのかをご紹介します。
1. フランチャイズ展開している飲食・小売オーナー
2. 法人経営者の副業・資産分散
3. 美容業界以外の企業が「女性活躍支援」として新規参入
4. 将来を見据えて、副収入を目指して新規開業を検討中の個人様
上記4つのパターンを紹介しましょう。
すでに複数の飲食店や小売店をフランチャイズ展開しているオーナー様が、事業ポートフォリオを多角化する一環として、ネイルサロンに参入するケースが増えています。飲食業とは異なる業態に投資することで、リスク分散を図りながら、安定した収益源を確保できるのが魅力です。
本業が安定している法人経営者が、余剰資金の運用先としてネイルサロン事業を選ぶケースも少なくありません。不動産投資のように大きな元手を必要とせず、かつ高い利益率が期待できるため、中小規模のビジネスオーナー様にとっては資産分散の選択肢として大きなメリットがあります。
近年ではIT企業や人材サービス企業など、美容業界以外の企業がネイルサロン事業に参入する事例が増えています。その背景にあるのは、企業イメージの向上を目的とした「女性の社会進出支援」や「自分らしい働き方の実現」といった社会的価値の発信です。
たとえば、女性オーナーが経営するIT企業が、ネイルサロン事業を通じて「女性が活躍できる場づくり」をサポートすることで、採用ブランディングや企業価値の向上に繋げているケースが当てはまります。事業そのものの収益性はもちろん、社会貢献活動としての側面も併せ持つ点が、企業の新規事業として選ばれる理由となっています。
もちろん、個人で新規開業を検討されている方も多くいらっしゃいます。将来的な独立や副収入を目指し、まずは小規模から始めて事業を育てていく...そんな堅実な選択をされる方が増えています。
実際のオーナー様の声は、サンミーゴの「オーナーインタビュー」ページでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
最後に、私たちサンミーゴが提案するネイルサロン開業がおすすめな方についても、詳しくご紹介します。
1. 既存事業でキャッシュフローが安定している企業様
2. フランチャイズ事業を展開中のオーナー様
3. 社員や家族に"経営の場"を持たせたい法人
もしこれらに当てはまるなら、ぜひ一度ネイルサロン開業についてご相談ください。
既存事業が順調で、キャッシュフローに余裕がある企業にとって、ネイルサロン事業は理想的な投資先となるでしょう。リスク分散効果はもちろん節税メリットも大きく、初期投資を減価償却しながら安定収益を確保できます。また、福利厚生として自社社員や関連会社の社員向けに割引サービスを提供することで、社員満足度の向上につなげることも可能です。
フランチャイズ事業を展開されているオーナー様の中には、「本部の方針に縛られず、自由に経営したい」と考える方も多いでしょう。私たちサンミーゴの開業支援では、フランチャイズとは異なり、屋号も内装もコンセプトもすべて自由に決められます。自社ブランドとして展開して独自性を保ちながら、フランチャイズのノウハウを活用するという「いいとこ取り」ができるのが大きな特徴です。
社員の独立支援、もしくは家族にビジネスの機会を提供したいと考えている法人様にもおすすめです。ネイルサロンは比較的小規模で始められるため、経営経験を積む場として最適です。また、福利厚生の一環として、自社社員向けにネイルの施術を受けられる店舗を展開する、といった活用方法も実現できるようになります。
今は「自分が動くビジネス」から「仕組みで回すビジネス」へ移行する時代です。経営者が現場に張り付かなくても、適切なマニュアルと人材育成、集客戦略があれば、事業は自動的に回り続けます。ネイルサロンは、その「仕組み型ビジネス」の入り口として最適解の一つです。低リスクで始められ、高リターンが期待でき、多店舗展開もしやすい。さらに節税効果や資産運用としてのメリットも手に入ります。
● 「ネイルサロン事業に興味があるけど、自分に向いているかわからない」
● 「具体的な収支モデルをもっと詳しく知りたい」
● 「どのエリアに出店すれば成功しやすいのか相談したい」
そんな疑問をお持ちの法人様には、個別相談もご案内しております。20年の実績を持つ私たちサンミーゴが、開業サポート・技術研修・人材紹介・集客戦略のすべてをパッケージにした「手離れ型ネイルサロン経営支援」を通じて、成功を全面的にサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。新たな収益の柱として、ネイルサロン事業という選択肢を検討してみませんか?