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ネイルサロン成功のための『コンセプト』づくりとは?

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 ワクワクしながら期待を膨らませて始めたネイルサロンの開業準備。ところが、多くの決め事と出費を重ねるうちに自分が思い描いていたサロン像を見失い、コストダウンに走るなど迷走してしまうことも珍しくありません。そんな失敗を避けるために必ず行っていただきたいのが《コンセプトづくり》です。
 ネイルサロンのコンセプトとは、理想のサロンを作るための道筋を明確化する『指針』であり、ネイルサロン開業に向けてオーナーが決定すべきあらゆる物事の基盤となる『企画の骨組み』でもあります。今回は、ネイルサロンにおけるコンセプトづくりの重要性と基本工程についてご説明します。

1.コンセプトは何のために必要?

コンセプトを決めることで開業がスムーズに!

 ゼロから作り上げる作業は、どんな場面でも難しいもの。ネイルサロンの開業準備においても、何もない真っ白な状態からあらゆる選択と決定を繰り返していく過程に正解はなく、多くのオーナーが理想と資金の壁に何度もぶつかり悩まれています。
 そんな八方ふさがりの状況を避けるために役立つのが《コンセプト》です。開業までに数えきれないほどの選択と決定を行う必要がありますが、判断基準となるコンセプトがあれば迷う時間と選択ミスを大幅に削減できます。ネイルサロンの知識を持たないオーナーにとっては少し難しい作業かもしれません。しかし知識がないからこそ、曖昧な理想やイメージを言語化して明確にしておくことが大切なのです。

コンセプト設定の注意点

 コンセプトが明確になることで、店名(屋号)・内外装・ネイル商材の選定・席数・スタッフ採用などあらゆる決めごとに方向性が生まれます。コンセプトに忠実な店舗づくりを行っていれば、"サロンが求めているお客様像"と"お客様が求めるサロン像"がマッチングしやすくなり、リピートを含めた集客効果も高まります。
 しかしコンセプトには、ニーズの不一致が起こり得るのも事実です。閑静な住宅街に若者向けの派手なサロンを出しても需要は大きくありません。若者が多い繁華街に高級志向のサロンを出してもリピートに繋がりません。サンミーゴでは綿密な市場調査で需要を把握し、地域に合ったサロンコンセプトとなるようなサポートを行っていますが、個人開業の場合は市場調査の段階でコンセプトの方向性を見誤ってしまうことも......。周辺にある店舗・その街に住む人の属性・通過する人の動線など、さまざまな視点から丁寧な市場調査を行いましょう。

2.コンセプトづくりのための基本工程

理想のネイルサロン像を書き出してみる

 家づくりでも車選びでも、予算を考えず理想を掲げる段階が一番楽しい時間ではありませんか? ネイルサロン開業においても、最初から難しいことは考えず、まずは自分好みのサロン像を思い浮かべてみてください。
 ◆シンプルなインテリアでまとめたい
 ◆ネイリストとお客様が会話を楽しめるサロンにしたい
 ◆明るい雰囲気にしたい/大人っぽい落ち着いたサロンにしたい
 など、浮かんだイメージを書き出します。うまく思い浮かべられない場合は、お気に入りの飲食店・理美容室・雑貨屋・書店などを思い出しながら、好きな箇所をあげるだけでも構いません。
 ◆高品質のサービスが受けられる
 ◆気さくな雰囲気が好き
 ◆品ぞろえが豊富
 といった身近なイメージの中から、ざっくりと作りたいサロンの方向性を絞っていきます。

お客様の年齢・ライフスタイルを絞る

 ネイルサロンを利用する年齢層は10代~60代以降まで幅広く、学生・専業主婦・会社員・接客業など生活スタイルや属性もさまざま。では、全年代・全属性をターゲットに汎用性の高いサロンを作れば、あらゆる層を取り込めるのでしょうか?
 もちろん、答えはNOです。全方向のニーズを満たすサロンには新規客を取り込みやすいというメリットがありますが、リピートには繋がりにくく、常に新規顧客を開拓し続けるための立地と投資が必要です。新規客だけで回転するサロンが理想なのであれば否定はしませんが、地域に根差した息の長い経営を目指すのであればリピーターの獲得は必要不可欠。お客様によってネイルサロンに求めるものは異なり、インテリア・スタッフの属性・会話の傾向も含めた総合的な印象がサロン選びの判断材料となります。出店予定エリアの主要客層・自分がつくりたいサロン像をふまえながらサロンのターゲットを絞り込むことが、発展性の高いサロン経営を目指すコツです。

お客様のニーズを明確化する

 利用の目的・利用頻度は人によって異なります。月に一回のメンテナンスを欠かさないお客様もいれば、イベントに合わせて年に数回だけ利用するというお客様もいます。施術においても、流行を取り入れた凝ったデザインアートを好まれる方もいれば、ネイリストとの会話を楽しみたい方、仕事の空き時間になるべく短時間で済ませたい方などさまざま。自分のサロンに訪れるお客様はどのタイプが多くなりそうなのか、絞り込んだターゲット像をベースにニーズを明確化しておきましょう。
 とは言え、まだ出来上がってもいないネイルサロンの客層とニーズを絞り込むのは、経験あるオーナーでも難しいもの。前述のとおり、サンミーゴでは開業サポートに長けた本部スタッフがオーナーと共に市場と立地の調査を行っており、客層と需要の絞り込みをアシストしています。ご自身だけで開業準備をされる場合も、①出店予定エリアを時間・天候を変えながら何度も歩く②周辺サロンの詳細を把握する③街を歩く人を観察する③サロン以外の周辺施設分布を調べる......など、綿密な市場調査を行いましょう。

3.コンセプトに基づいたサロンづくりを

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コンセプトと客層にマッチした採用

 お客様のニーズが見えてくると、スタッフ採用の方向性も定まります。得意なネイルデザイン/接客スタイル/年齢など、お客様が求めるものを満たすネイリストを採用するため、労働条件の設定や募集媒体の選定を行っていきます。
 ネイルサロン利用経験のない男性がオーナーとなる場合は特に「施術料金が安ければ喜ばれるはず」「スタッフは明るく元気な方がいい」といった単純明快な理想を掲げがちですが、それが最適とは限りません。ネイルサロンがお客様に提供するのは、サロン空間そのものです。客層によっては施術料金が安いこと自体がデメリットとなるケースもありますし、元気の良いお喋り好きなスタッフが敬遠される場合もあります。すべては客層にマッチしているかどうかが重要です。
 また、状況によっては採用したネイリストの得意分野にコンセプトを寄せるケースもあります。特に経験者を採用する場合は既存顧客を抱えていることもあるため、元のお客様が通いにくいサロンとならないような配慮も必要です。コンセプトはブレないことが大切ですが、状況に応じた柔軟な対応もできるよう思考と心のふり幅を持っておきましょう。

「なんとなく良い」は危険です!

 落ち着いた雰囲気の喫茶店も、居酒屋の元気ある接客も、それぞれで見れば良いものです。しかし、喫茶店で元気の良すぎる接客をされても違和感しか生まれません。同じように、ネイルサロンもテイストの違うものを混ぜてしまうのは危険。バランスを間違えると「なんかダサい」「なぜか居心地が悪い」という改善点の見えにくいサロンが出来上がってしまうのです。
 中でも特に危険なのが、オーナーの曖昧な好みをそのまま取り込んでしまうこと。良いものをかき集めれば良いものに仕上がる......なんてことはありません。スタッフを抱える経営者となる以上、すべての選択に大きな責任が伴います。何かを選ぶ際には必ずコンセプトを見返し、「なんとなく良い」「根拠はないけど好き」を安易に選ばない冷静さを保ち続けましょう。

サンミーゴがコンセプトづくりをサポートします

 市場調査・物件選定・内外装工事・スタッフ採用・資材購入・インテリア選定・メニュー決定・宣伝広告......開業準備に必要な選択項目は数えきれないほどあります。コンセプトが明確であれば迷走の危険は避けられますが、そもそもコンセプトがなくても開業は可能であるため、忙しくなるほどおざなりになってしまうのが現実です。しかしサンミーゴの持つ数々の開業事例を見れば、コンセプトこそが成功への近道であると断言できます。
 サンミーゴではコンセプトづくりのアドバイスはもちろん、コンセプトを活かした開業準備をサポートしています。「コンセプトの重要性は分かったけれど、作れるか不安」「客層の絞り込み方が分からない」といったお悩みを持つ方は、ぜひサンミーゴ主催の「開業支援に関する無料診断付き説明会」にお越しください。これから加盟を検討しようという方、ネイルサロンではなく店舗型ビジネス全般興味を持たれている方も大歓迎! どんな方にも役立つ内容となっておりますので、独立開業に少しでも興味をお持ちでしたらぜひお気軽ご参加ください。

この記事を監修した人
栗原 晃一郎
ネイルサロン開発コーディネーター
栗原 晃一郎

美容機器販売会社にて美容室、ネイルサロン、エステサロンへ機器や什器販売を行う。集客に苦労しているサロン・オープニングサロンなどの販促をサポートする事業もスタート。大手ポイントサービスを利用した新規客・リピーター向けの販促手法を個々のサロンに合わせて提案する。
現在はサンミーゴの直営店の展開を商品化した「開業支援」事業に参加。首都圏を中心に東日本エリアを担当。美容業界歴15年、開業支援・フランチャイズ業界歴10年、業界未経験でもサロン経営を成功させる運営サポートを得意としています。

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