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ネイルサロン業界は年々成長しており、需要が拡大しています。それと同時に店舗数も増加しているため競争が激しくなっています。そのため、これから開業を成功させるためにはポイントを押さえておくのが大切です。
この記事では、ネイルサロンの市場規模と将来性、開業を成功させるポイントを解説します。
ネイルサロン業界の市場規模は年々拡大しており、需要が伸びているため将来的にも拡大していく業界と考えられます。一方で、競争は激しくなっていくため、一人当たりの単価を考慮した戦略設計が大切です。以下では、市場規模や将来性、消費者の支出傾向について解説します。
ネイルサロン業界の市場規模は、2024年には市場規模が1,390億円に達していると推測されます(1)。これは、過去5年間で最も高い水準で、特に2023年から2024年にかけての成長が顕著です。
背景には、男女ともに美容への関心が高まっていることが影響しています。特に、男性のネイルサロン利用率が増加している点です。従来、ネイルサロンは女性向けのサービスというイメージが強かったものの、近年では清潔感や自己表現の一環としてネイルケアを取り入れる男性が増えています。
ネイルサロン業界は、美容意識の向上、男性のネイルケアニーズの増加などにより、需要が高まっています。しかし、市場の成長とともに競争も激化しており、集客力のあるサロンだけが生き残れる時代です。
この時代に成功するためには、新規客層の開拓が欠かせません。従来の女性客だけでなく、メンズネイルやシニア向けケア、オフィスワーカー向けのシンプルデザインなど、多様なニーズに沿った工夫が必要です。また、長く安定して経営を続けるためには、お客さんが何度も訪れたくなる仕組みを作るのが大切になります。
ネイルサロンの利用者の支出傾向を見てみると、女性の平均利用額は1回あたり5,837円、男性は3,858円です(2)。年間の利用回数は、女性が平均5.64回、男性は3.49回と、男女で差があるものの、一定の需要があると推察できます。
価格設定の際には、市場の相場を意識するのが不可欠です。適切な価格帯のプランを用意すればターゲット層を取り込みやすくなります。例えば、高級志向で富裕層向けのサロンなら単価の高いサービス、一方で、OL向けのサロンなら手軽に通いやすい価格帯のサロンがおすすめです。
ネイルサロンがつぶれる理由は、3つあります。
● 立地が悪くお客さんが来ない
● 競合が急増している
● サービスの質が低下している
詳しく解説します。
都市部には多くのネイルサロンが存在し、駅前や商業施設内などの好立地の場所では、お客さんが集まりやすい傾向です。一方で、自宅を利用したネイルサロンは初期費用を抑えられるメリットがありますが、アクセスが悪い場合、集客に苦労するケースが少なくありません。
利便性の低さは、新規顧客の獲得で大きなハードルとなるため、開業後にお客さんが来なくて、経営が難しくなる可能性があります。そのため、立地が悪くてもお客さんが訪れたくなるお店にするか、好立地の場所に開業する工夫が必要です。
ネイルサロン業界では市場規模が拡大し、新規参入者が増加しています。一方で、競合が増えると価格競争や顧客の奪い合いが激化し、他店との差別化ができない店舗は閉業に追いこまれてしまいます。
業界で生き残るためには、価格やサービス内容、店舗の立地など、何か一つでも他店に負けない強みを持つのが大切です。他にはない独自の価値を提供していくのが成功するポイントになります。
ネイルサロンが経営難に陥る要因の一つに、サービスの質低下が挙げられます。これは、施術技術や接客対応の質低下で、リピーターが減少し、新規顧客を獲得するのが難しくなるためです。どれだけ立地が良くても、お客さんが満足していないネイルサロンには再び通いたいと思ってもらえません。
スタッフを雇う場合は、個々の技術力や接客スキルにばらつきが生じやすいため、定期的な研修を実施するのが重要です。新しいデザインやトレンドを取り入れる技術指導だけでなく、丁寧な接客を提供するためのマナー研修も実施しましょう。
ネイルサロンの開業で成功するには、3つのポイントがあります。
● 最新のトレンドを取り入れる
● 競合との差別化
● 技術を学び続ける
詳しく解説します。
ネイルサロンのトレンドは、ファッション業界と同じく常に変化し続けています。新しいデザインやカラーリング、使用するネイルのトレンドは、季節や流行、お客さんのニーズによって日々移り変わります。そのため、ネイルサロンの経営者やネイリストは、最新の動向を把握し、サービスに反映させる努力が必要です。
ネイルサロンの運営において、競合との差別化は欠かせないポイントです。市場が飽和しているエリアでは、他店にはない独自の価値を提供するのが重要です。具体的には、デザイン技術、サービスの質、唯一無二のコンセプトなどが挙げられます。このような要素が他店との差別化につながり、お客さんに「このお店だから来たい」と思ってもらえます。
ただし、その価値がターゲット層に適していなければ、効果的な集客は期待できません。自店の価値を明確にし、ターゲットのニーズと一致しているかを常に確認しましょう。例えば、働く女性がターゲットなら、営業時間を夜までにし、短時間で仕上げるサービスが好まれるかもしれません。
ネイルサロンの技術は日々進化し続けており、常に最新のトレンドや技術を取り入れなければいけません。業界では次々と新しい技術が登場しています。競争の激しいネイル業界で成功するためには、こうした変化に対応し、技術を磨き続けるのが大切です。
「サンミーゴ開業支援」では、日本ネイリスト協会(JNA)認定講師による充実した研修を完備しています。当社直営のネイルスクールから日本ネイリスト協会本部認定講師を派遣し、ご要望に応じた技術研修の提供が可能です。経験の浅いスタッフを実践レベルへ引き上げたり、経験者のスキルアップを図ったり、幅広いニーズに対応できます。
ネイルサロン業界は年々拡大しており、美容市場の中でも成長が期待される分野です。美容意識の向上から幅広い年代・性別に広まっています。
しかし、市場の拡大とともに競争も激化しているため、生き残るには他店との差別化が重要です。自分のサロンでしか提供できない独自のサービスやコンセプトを明確にし、強みを確立しましょう。
また、提供する価値とターゲット層が一致していなければ、集客やリピート率に悪影響を及ぼします。価格設定、サービス内容を総合的に考え、開業後の運営プランを固めるのが大切です。「サンミーゴ開業支援」を利用して戦略的に開業準備を進めましょう。もっと詳しく話を聞きたいという方は、「開業支援に関する無料診断付き説明会」をぜひご活用ください。
【参考文献】
1. ホットペッパービューティーアカデミー
2. 美容センサス2024年上期 p6~9

デパートのネイルサロン、大手エステティックサロンのネイル部門を経て美容専門学校のネイルコース主任としてネイリスト育成を行う。その後株式会社サンミーゴに入社し認定校の運営、ネイルサロン開業支援に携わる。ネイルサロン開業支援では、スタッフ研修や、キャリアを活かした幅広いアドバイスを行なっています。
JNAジェル検定上級/JNECネイリスト技能検定1級/JNA常任本部認定講師/JNA衛生管理、衛生管理指導員/JNA技術管理、技術管理指導員/JNAネイリストキャリアパス、ネイリストキャリアパス指導員/JNAネイルサロン等化学物質管理、ネイルサロン等物質管理指導員/JNAフットケア理論検定、フットケア理論検定指導員/JNA認定講師資格試験試験官/JNAジェルネイル技能検定試験試験官/AEA認定エステティシャン