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ネイルサロン開業に必要な資金調達とは?初期費用の相場と創業融資の審査に通るコツ

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ネイルサロン開業を考えた時に必ず押さえておくべきなのが「資金調達」です。ネイルサロンは他のビジネスモデルと比較して、初期費用が少なく開業しやすいと言われています。しかし実店舗を構える以上、まとまった創業資金が必要なのも事実。
そこで今回のコラムでは、ネイルサロン開業にまつわる初期費用・資金調達・融資審査というテーマについて解説します。

1.ネイルサロン開業に必要な初期費用の目安

結論から言えば、ネイルサロン開業で必要になる初期費用は、地方出店の場合で600万円前後です。そのうち自己資金は300万円前後。出店する地域によって必要になる費用は変動するほか、内装・外装をどこまでこだわるかによっても金額は異なります。
具体的な初期費用の内訳としては、下記の通りです。

開業費用の内約目安金額
加盟金 190万
研修費 90万
物件取得費 120万~
ネイル資材・店舗備品 80~150万
採用費(求人広告、人材紹介など) 月3万~
内装工事費 ~100万

それぞれの開業費用については、下記の記事でも詳しく解説しているので併せてチェックしてみてください。
参考記事:副業オーナーの店舗型ネイルサロン経営......開業費用はどれくらい?

2.ネイルサロン開業におすすめな資金調達方法

私たちサンミーゴの加盟店で多いのが、55歳前後の男性が副業としてネイルサロン開業をスタートするケースです。退職金が入る前ということもあり、自己資金のみで創業費用をまかなうのが難しい方も少なくありません。そこでおすすめしたいのが、金融機関からの融資を受ける選択肢です。
ここでは次の3つの資金調達方法について解説しましょう。

● 日本政策金融公庫を利用する
● 民間の銀行・信用金庫を使う
● 家族や親戚から贈与を受ける

日本政策金融公庫を利用する

政府が出資する公的金融機関である「日本政策金融公庫」では、まだ実績がないシニア起業家や女性起業家でも融資を受けられる「新創業融資制度」が利用できます。
創業資金の総額のうち1/10以上の自己資金を用意する必要がありますが、最大で 3,000万円(うち運転資金1,500万円)の融資を受けることができます。担保・保証人が不要で金利も低めになっているのも魅力です。
自己資金が不足する場合には、まず日本政策金融公庫の融資を検討しましょう。

民間の銀行・信用金庫を使う

日本政策金融公庫からの融資が下りなかった場合、民間の金融機関からの融資を検討すると良いでしょう。
中でも「信用保証付き融資」であれば、信用保証協会が保証人となって融資を受けられるため、実績がない起業家の資金調達でも利用できる可能性があります。

家族や親戚から贈与を受ける

開業資金を用意するために、家族や親戚からお金を借りる選択肢もあります。相手次第では金利や返済期間を融通してもらえる可能性も高く、金融機関からの融資が下りなかった場合には候補となるでしょう。
ただし1年に110万円以上の贈与を受けると贈与税が発生する(暦年贈与の場合)ほか、金銭トラブルにも発展する危険性もあります。
もし家族や親戚からの借入を行う場合には、契約書を作成してお互いが納得する内容で判を押す必要があるでしょう。

3.ネイルサロン開業で創業融資の審査に通るコツ

ネイルサロン開業で創業融資を受ける場合、日本政策金融公庫もしくは民間の金融機関を利用することになります。いずれの金融機関でも避けては通れないのが「審査」です。
ここからは、融資を受ける際の審査に通りやすくするコツについて紹介します。

自己資金を用意する

金融機関の融資担当者は、まずあなたの自己資金をチェックします。自己資金が多ければ借り入れる金額が少なくなり、返済不能になるリスクも抑えられるからです。
そのため可能な限り貯金を開業資金に回したり、家族や親族からの贈与を受けたりして自己資金を用意することをおすすめします。

事業計画書を作成する

融資担当者がチェックするポイントとして、事業計画書も挙げられます。特に創業融資の審査では、実績のない起業家の返済能力を確認するために、どれだけ緻密で客観的な事業計画を立てられているかが重視されます。
楽観的で根拠のない売上・利益の数字を並べても意味がありませんから、冷静かつ説得力のある事業計画書を作成して提出することが大切になります。
事業計画書の作成については、下記の記事もチェックしてみてください。
参考記事:サンミーゴ流!ネイルサロン開業を成功に導く【事業計画書】とは?

4.ネイルサロン開業の資金調達で押さえておきたい注意点

最後に、ネイルサロン開業の資金調達で知っておくべき注意点についても解説しましょう。

ネイルサロン開業後の運営資金も検討する

ネイルサロンの開業そのものに必要な初期費用は、前述したように約600万円が目安です。ただし600万円あれば事業をスタートできるわけではなく、「運転資金」の準備が欠かせません。
ネイルサロン経営の運転資金は、150〜200万円が目安となります。運転資金を考慮せずに開業準備を進めてしまうと、開店直後から精神的に余裕がない状態でのスタートになるため注意しましょう。

時には専門家の力を借りる

ネイルサロン開業には、資金調達はもちろん物件選定や集客・広告など、専門知識が必要になる場面も多くあります。そのため独学ですべて進めるよりも、プロの力を借りながら計画を作ることをおすすめします。
私たちサンミーゴでも「開業支援に関する無料診断付き説明会」を実施し、ネイルサロン開業にまつわる悩み解消・問題解決をサポートしています。参加は無料ですので、興味がある方はお気軽にお申し込みください。

5.まとめ

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ネイルサロン開業に必要な初期費用は、地方出店の場合で600万円前後です。創業資金の融資を受ける場合には、 日本政策金融公庫などの金融機関に申し込むか、家族・親戚から借り入れる方法があります。
融資の審査を通過するためには、事業計画書をしっかりと作成することがポイントになりますので、専門家の力も借りながら現実的で説得力あるプランを立てましょう。
一人でネイルサロン開業を行う上で不安や疑問があるなら、ぜひサンミーゴの「開業支援に関する無料診断付き説明会」もご利用ください。フランチャイザーではなく開業支援に特化したサンミーゴだからこそ実現できる、「成功率90%」のネイルサロン開業をサポートいたします。

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