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ネイルサロン開業の資金調達方法とは?創業融資の審査に通るコツも解説

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 ネイルサロンを開業したいと思って、最初に直面するのが「資金調達」の壁です。必要な開業資金は数百万円にのぼり、自己資金だけでは足りないケースも多いでしょう。そこで頼りになるのが、日本政策金融公庫などによる創業融資です。しかし融資を受けるためには、ただ申し込むだけでは不十分で、審査を通過するための準備が欠かせません。
 この記事では、ネイルサロン開業に必要な資金調達の方法を解説し、創業融資の審査に通るためのコツを具体的に紹介します。資金面の不安を解消し、ネイルサロンを開業させましょう。

1.ネイルサロン開業に必要な初期費用

 ネイルサロン開業で必要になる初期費用は、地方出店の場合で600万円前後です。そのうち自己資金は300万円前後になります。出店する地域によって必要になる費用は変動するほか、内装・外装をどこまでこだわるかによっても金額は異なります。サンミーゴ開業支援における初期費用目安の内訳は、下記の通りです。

項目目安金額
加盟金 55万
開発支援費 110万
研修費 99万
物件取得費 120万~
ネイル資材・店舗備品 80~150万
採用費(求人広告、人材紹介など) 月3万~
内装工事費 ~100万

それぞれの開業費用については、下記の記事でも詳しく解説しているのでこちらもチェックしてみてください。
関連記事:副業オーナーの店舗型ネイルサロン経営......開業費用はどれくらい?

2.ネイルサロン開業におすすめな資金調達方法

資金調達の手段としては、主に3つの方法があります。

①日本政策金融公庫を利用する
②民間の銀行・信用金庫を使う
③家族や親戚から贈与を受ける

それぞれ詳しく解説します。

①日本政策金融公庫を利用する

 ネイルサロンの開業資金を調達する際に、多くの起業家が利用しているのが「日本政策金融公庫」です。政府系の金融機関であるため、民間の銀行と比べて創業時の審査が比較的柔軟で、利用しやすくなっています。以下の表で具体的な内容を解説します。

項目内容
申し込み方法 日本政策金融公庫の窓口・オンライン申込フォームから手続き 必要書類は事業計画書、見積書、身分証明書、住民票など
利用条件 創業後または創業予定者(女性、シニア、若年層なども対象) 自己資金は創業資金総額の1/10以上が必要
融資限度額 最大3,000万円(うち運転資金1,500万円まで)
金利 年2%前後(条件により変動)
返済期間 設備資金最長20年、運転資金最長7年
保証人・担保 不要
特徴 創業時でも利用可能。審査が比較的柔軟で、低金利・無担保で借入できる

 自己資金が不足する場合には、まず日本政策金融公庫の融資を検討しましょう。

②民間の銀行・信用金庫を使う

 日本政策金融公庫から融資が下りなかった場合は、民間の銀行や信用金庫での融資を検討すると良いです。「信用保証付き融資」を利用でき、これは信用保証協会が保証を行う仕組みのため、実績の少ないネイルサロン開業者でも借入がしやすくなる制度です。万が一返済が滞った場合、保証協会が金融機関に立替払いをするため、銀行側も貸し出しやすくなります。ただし、保証料の負担や審査基準の厳しさがある点に注意が必要です。信用保証付き融資について以下の表で解説します。

項目内容
申込先 銀行・信用金庫(窓口は金融機関経由)
条件 個人事業主・法人、開業予定者も対象 事業計画書の提出が必須
融資額 数百万円~数千万円(金融機関・事業内容による)
金利 年1.5%~3%程度(金融機関や保証付きの有無で変動)
返済期間 5年~10年程度が一般的
保証人 原則不要(信用保証協会が保証人となる)
保証料 融資額×年0.5~1.5%程度を負担
申込方法 銀行・信用金庫に相談 → 書類提出 → 信用保証協会審査 → 融資実行

 融資限度額や金利は金融機関ごとに異なるため、複数の窓口で条件を比較することが大切です。

③家族や親戚から贈与を受ける

 ネイルサロン開業の資金を調達する方法のひとつに、家族や親戚からの支援を受ける形があります。金融機関からの融資が難しい場合でも、柔軟に条件を相談できる点が大きなメリットです。借入であれば返済期間や利息を調整しやすく、贈与であれば返済義務がないため、資金繰りに余裕が生まれます。
 ただし、暦年贈与として1年間に110万円を超える金額を受け取ると贈与税が課税されるため注意が必要です。税負担を避けるには110万円以内に抑えましょう。また金銭トラブルを防ぐため、借入の場合は契約書を作成し、返済条件や金額を明確にしておくことが重要です。

関連記事:ネイルサロン開業に使える助成金・補助金とは?
関連記事:ネイルサロンは資金ゼロでも開業できる?費用を抑えて独立起業する5つの方法

3.ネイルサロン開業で創業融資の審査に通る3つのコツ

創業融資の審査に通るために、以下の3つを実践しましょう。

・自己資金を十分に用意する
・緻密な事業計画書を作成する
・資金の使い道を明確にする

詳しく解説します。

自己資金を十分に用意する

 ネイルサロンを開業する際に創業融資を利用する場合、自己資金の有無は審査において大きな判断材料となります。金融機関は貸した資金が確実に返済されるかを重視するため、自己資金が多いほど返済能力が高いと判断されやすいです。
 例えば、開業資金の3割程度を自己資金で用意できれば、資金計画に現実性があるとみなされます。自己資金が乏しいと、資金繰りに行き詰まるリスクがあり、融資が通りにくいです。事前に計画的な貯蓄を進め、金融機関に対して誠実さと実現性をアピールすることが重要です。

緻密な事業計画書を作成する

 創業融資の審査で重視されるのは、事業計画書の信頼性です。融資担当者は返済可能性を慎重に見極めます。そのため、客観的なデータや根拠を示し、売上や利益の見通しを具体的に記載することが欠かせません。市場規模やターゲット顧客層、立地条件を調査したうえで、集客方法や価格設定を数値とともに示すと説得力が高まります。
 また、経費の内訳や利益計画を現実的に設定し、資金繰り表や返済シミュレーションを盛り込むことで、計画の実現性を裏付けられます。単なる楽観的な予測ではなく、万一のリスク対策や代替案も記載することで、融資担当者からの信頼を得やすくなるでしょう。
事業計画書の作成については、下記の記事もチェックしてみてください。

関連記事:サンミーゴ流!ネイルサロン開業を成功に導く【事業計画書】とは?

資金の使い道を明確にする

 融資審査では、調達した資金をどのように使うのかを具体的に示すことが重要です。例えば「内装工事費100万円」「ネイル資材・備品150万円」「広告費30万円」など、項目ごとに内訳を明確にすることが大切です。また、その金額が妥当であるか裏付けできる資料(見積書や契約書)も準備しておくと良いでしょう。
 資金の使い道が不透明だと、金融機関は返済可能性に不安を感じ、融資を見送る可能性があります。逆に、開業費用の内訳を根拠のある数字で提示できれば、事業計画の信頼性が高まり審査通過の可能性が上がります。

4.ネイルサロン開業の資金調達時の注意点

資金調達時には、以下の2点を考慮しましょう。

・ネイルサロン開業後の運営資金も考慮する
・経営の専門家のサポートを受ける

それぞれ解説します。

ネイルサロン開業後の運営資金も考慮する

 ネイルサロンを開業する際には、初期費用として約600万円が目安とされています。しかし、この金額を用意すれば事業を問題なく始められるわけではありません。開店後の安定した経営を支えるには、別途「運転資金」の準備が不可欠です。
 運転資金とは、家賃や光熱費、人件費、広告費など日々の経営に必要となる資金であり、一般的には150〜200万円程度を準備しておくのが望ましいとされています。運転資金を軽視すると、売上が安定する前に資金が不足し、経営が不安定になりかねません。開業資金の調達計画を立てる際には、初期費用と運転資金を分けて算出し、余裕を持った資金計画を組みましょう。

経営の専門家のサポートを受ける

 ネイルサロンを開業する際には、資金調達や物件選定、集客方法など多岐にわたる準備が必要です。特に資金計画は開業後の経営を左右する重要な要素であり、融資申請や返済計画には専門的な知識が求められます。独学で進めると見落としや想定外の出費が発生しやすく、トラブルを引き起こす可能性もあります。そのため、税理士やコンサルタントなど経営の専門家に相談しながら進めることが安心です。
私たちサンミーゴでは「開業支援に関する無料診断付き説明会」を実施し、資金調達の不安や開業準備の疑問を解消できるようサポートしています。費用は一切かからないため、ネイルサロン開業を検討している方はぜひ活用してみてください。

5.開業の資金調達に関してサンミーゴがサポート致します

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 ネイルサロン開業には地方出店で約600万円の初期費用が必要で、加盟金や研修費、物件取得費、内装工事費などが含まれます。資金調達方法としては、日本政策金融公庫の創業融資が最も利用されており、低金利かつ無担保での借入が可能です。また、民間銀行や信用金庫による信用保証付き融資も選択肢となります。さらに家族からの贈与や借入も検討できますが、贈与税や契約書の整備に注意が必要です。  創業融資の審査に通るには、自己資金の準備、緻密な事業計画書、資金使途の明確化が不可欠です。また開業後の運転資金も別途確保する必要があり、税理士やコンサルタントなど専門家の支援を受けることで資金計画のリスクを減らせます。

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この記事を監修した人
栗原 晃一郎
ネイルサロン開発コーディネーター
栗原 晃一郎

美容機器販売会社にて美容室、ネイルサロン、エステサロンへ機器や什器販売を行う。集客に苦労しているサロン・オープニングサロンなどの販促をサポートする事業もスタート。大手ポイントサービスを利用した新規客・リピーター向けの販促手法を個々のサロンに合わせて提案する。
現在はサンミーゴの直営店の展開を商品化した「開業支援」事業に参加。首都圏を中心に東日本エリアを担当。美容業界歴15年、開業支援・フランチャイズ業界歴10年、業界未経験でもサロン経営を成功させる運営サポートを得意としています。

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