開業しようと思ったきっかけ

石油の卸売業を本業としてきましたが、業界の将来性を鑑みて、新たな事業展開を模索していました。
ネイル業界に興味を持ったきっかけは、妻です。定期的にサロンへ通い続ける姿に「女性の美容への投資力はすごい！と常々思っていました。そのうち「喜んでもらえる上にお金も払ってもらえるなんて、良い仕事だな」と興味を抱くように。とはいえ自分には一切の知識もなかったため、サンミーゴに出会うまでは飲食業やリラクゼーションサロンなどを新事業の候補に検討していました。

サンミーゴを選んだ理由

本業を含めすでにいくつもの事業を展開しているため、これから始めるのなら"人に任せながら長く続けられるビジネス"にしようと考えていました。さまざまな事業の資料を集める中でその条件にぴたりとはまったのが、サンミーゴです。ネイルサロンが需要の高いビジネスであることは、妻やその友人たちを見て分かっていました。ビジネスとしては未知の業界でも、多くの実績を持つサンミーゴの開業支援が受けられるなら安心です。最初は【ロイヤリティ０円】に興味を惹かれていましたが、フランチャイズのようなルールもなく自由に経営できることにも魅力を感じ、加盟を決めました。

コンセプトは「優雅で上質な空間」

出店候補のエリアには小規模サロンが多く、店舗を構えたネイルサロンはまだほとんどありませんでした。さらにコロナの影響もあって、駅前の好立地に好条件の空き物件が出ている状況。地元民として地の利があったこともあり、まずは一人で物件探しを行い、候補を絞り込んでから本部に確認して契約を決めました。

ネイルサロンのコンセプトは「優雅で上質な空間」です。コンセプトから屋号まですべて、妻の意見を参考にしました。屋号の「el fiore」は、妻が営むフラワーアレンジメント教室の名前が由来。主要ターゲット像は、フラワーアレンジメント教室に通っている生徒様です。「お金をかけるべきところにきちんと投資することで、コンセプトに基づいた客層が集まり、結果的に業績が伸びる」という本部からのアドバイスに基づき、内装への投資に重点を置いた店舗づくりを進めました。インテリアショップ巡りへの付き添いや備品選定など、親身なサポートがありがたかったですね。
ネイルサロンは、ただ爪をきれいにするだけの場所ではありません。その空間に身を置くだけで心まで優雅に癒されることにも、大きな価値があります。こだわりを貫いた内装への投資は、予想通り大成功でした。

現在の状況と今後の展開

2020年10月に、まずはスタッフ1名でオープンしました。本部に同席してもらった採用面接ではネイル技術に関する質問が飛び交っており、その専門性の高さに驚きました。私一人だったら、ネイルに関することは何ひとつ聞けなかったでしょう。予約の増加と共にスタッフを増やし、現在はネイリスト3名＋アイリスト(マツエク)2名の計5名で店舗を運営しています。
開業当初はこまめに顔を出してスタッフの状況などを確認していましたが、現在では月に2～3回用事があるときに訪問するのみ。妻がお客様として通いながらいろいろ話を聞いてくれているので、スタッフのことは妻の方がよく把握しているくらいです。

開業から1年を超えた今、改めて実感するのは『手離れの良さ』と『客足の強さ』です。コロナの影響さえ受けない安定したリピート力には、経営者として心強いものがありますね。
全国に多数の実績を持つサンミーゴは、私のような素人でも成功させてくれる心強い本部です。このご縁を大切にしながら、多店舗展開という次のステップへ進んでいくつもりです。